2011年7月1日金曜日

「儲けるなら科学じゃ無いの」堀江貴文/成毛眞 著

軽快な語り口の対談本。
ホリエモンと、元日本Microsoft社長の成毛氏の知識の広さは凄い。二人共ハンパ無い関心の広さと鋭い指摘なのである。
生命科学の章では、細胞のアポトーシスと個体の死に関する二人の捉え方の違いも面白い。私はどちらかと言えば、成毛さん寄りかな。でも、ホリエモンが言うと、ガンでも肥満でも、何だか克服出来ちゃいそうに思えるのが、彼の事業家としての強さである。

何故、堀江氏がロケットを上げているのか、その理由も解って面白い。

惜しむらくは、編集者が口語体をそのまま活字にしているから、やたらと「〜じゃないですか」が連発されている所。話しの解る人との会話が楽しくて、つい、頻繁に発してしまったのだろうが、読む時は辛い。文意が変わらない程度に、語尾を丸めて欲しかったな。

成尾氏の巻末「サイエンス本リスト」が本好きにはたまらない。どれか一つ読まなくちゃなぁ。しかし、在学中の学生の割合で理学生って8万人しか居ないのか。。(経済学等の社会科学系は140万人)今回の震災でよく判ったけど、理学系に進学出来る程、実力は無いとしても、もう少し「サイエンス・リテラシー」を普通の人も身につけなくちゃなと思った。(たとえ子育てに忙しい母親でもね)

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