2011年6月19日日曜日

「成金」堀江貴文著

「拝金」に続いて「成金」も早速読んでみたが、これまた違った雰囲気で面白い。未読の方にはおすすめ。「拝金」以前の時代、2000年頃が舞台だが、IT業界が活況を呈し、非常に流動的だった頃の話だ。

「ああ、この頃こんな事があったんだ。」

と思いながらも、知らない事、おぼろげにしか意識していなかった事が多くて
「私、この時何してたんだろう。。 」と少し情けなくなった。

でも、思えばITの恩恵を大きく受けた人間の一人かも知れない。丁度、長女が生まれて1年目、必死に新幹線で長距離通勤をしながら、仕事と子育ての両立に四苦八苦していた頃だ。
時間が無く、場所の制約も多い生活に突然投げ込まれて、必死で役に立ちそうな事なら何でもチャレンジしてみた。メール、ネット、携帯、、もし、あと5〜6年早く生まれてしまっていたら、子育て時期がもう少し早い頃だったら、たぶん、今の私はもっと違った人生を送っていただろう。まがりなりにも仕事が続けられたのは、IT技術のお陰である。

さて、成金。
「成金」って言葉の本当の由来を恥ずかしながらこの本を読むまで知らなかった。 丁々発止の攻防戦は、読み出したら止まらないが、ラストの「坂の上の空の雲を、、、」の下りは司馬ファンとしては、ビリビリとシビレてしまった。
「誰だってその気になれば、坂の上の雲を見つけられる。」本当にそうだ。

今まですっかり、堀江氏の事を誤解していた。(ごめんなさい)
この物語を読んでしまうと、メルマガ連載中の「起業記」にもとても期待してしまう。

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